gangな恋
私達は自分達のたまり場へと戻った。
『凜…本当ありがと……あたしこのチームで良かったわ』
『瑠美……』
嬉しいこと言ってくれるね……瑠美が無事なら、私はそれでいいんだけど。
チームメンバー全員が優しく微笑んでいて、そんな平和な様子に“このチームで良かった”って私も思った。
『決めた……』
しばらく黙っていた夏帆が突然話し出した。
決めた……?
『…って何が?』
夏帆は私をまっすぐ見つめて続けた。
『チーム名……。――――REDQUEEN』