心の中の宝物
「何!?あの先生?おどおどしすぎじゃん。」

「まあまあ。桜そんな怒らないの!」

「だってさー」


学校が終わり私たち4人はみなみの行きたがっていたアイスクリーム屋さんにいた。

私はやっぱりあの先生のあの態度が嫌だった。   

「私は、はっきりした人のほうがいい!」 
    
「まあなー俺もはっきりしたほうがいいかな。」  

「でしょ?コウちゃんはわかってるよ。」        

「私は、そういうのは気にならないけど…たけちゃんみたいな人だったら好きだな。」        
「みなみ〜俺もみなみが大好きや♪」

「もう、やってなよ。」

抱き合っている二人に呆れる。


「俺らもやっとく?」

コウは手を広げながら言ってくる。

「な、何言ってるの!?」

「冗談だって。」

「もう!」

私は、照れ隠しのためにチョコアイスを食べ続ける。


「桜ちゃん。かわいっ♪」

コウちゃんは私の髪をぐしゃっとする。

「いつもそうなんだから。」

私は、呆れ返っていた。


コウちゃんは好きだけど、なんか恋の好きとは違う感じなんだよね。

好きになるってどんな気持ちなんだろう。


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