濡れた体温ごと奪って-Ⅱ-
「…いきなりかよ」
「あら?私、メール入れたでしょ?明日、そっちに行くからって」
「…来てねぇよ」
「…えぇ?!そんな筈ないわよ」
私は急いで玄関へ向かうと、そこにはパパとママが立っていた。
「パパ。ママ。久しぶりっ」
「紗耶。元気そうね。会いたかったわー」
「まあ、とにかく入ってくれ」
まさかパパとママに会えるなんて思ってなかったからびっくりしたよ。
凄く嬉しいな。
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