濡れた体温ごと奪って-Ⅱ-


「それもそうねぇ。まだ私、産めるかしら?」


「…はぁ。紗耶、お前何言ってんだ。その気んなったら、どうすんだ」


「だって、本当の事だもん。パパ達なら、まだまだいけそうじゃない?」




翔ちゃんは言葉にならないらしく、呆れた様に首を左右に振った。


ほら、今だってママは楽しそうにして本当パパの事が好きなんだなって思う。


パパもママの事満更でもなさそうだし、てか凄くママの事好きなのが伝わるもん。



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