濡れた体温ごと奪って-Ⅱ-


正直ショックだが…でも、記憶が戻る可能性がある。


なら、それにかけたいな。


それに…俺は、お前が生きてくれてるだけで…それだけで十分だ。


もしもあの時、死んでたら…こうやって顔を合わせる事もなかったんだしな。


いつか記憶が戻る事を楽しみに、頑張って行こうな。


俺に支えさせてくれ。


例えお前の記憶がなくとも、俺の大切な女には変わりねぇからな。


愛してる気持ちは変わらねぇから。



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