濡れた体温ごと奪って-Ⅱ-
寝室へ入るとベッドへ下ろされ、翔ちゃんは私に何度も口づける。
翔ちゃんはムードを作るのが凄く上手で、すぐ私は体の力が抜けて行く。
「久しぶりにするな。なるべく優しくする」
「…なるべくって///」
「紗耶、愛してる。ずっと、傍に居てくれな」
「私も愛してる。もちろんだよ。翔ちゃんが嫌になるんじゃないかってぐらい傍にいる」
「そんな事ならねぇよ」
翔ちゃんは小さく笑いながら私を抱きしめてくれた。