濡れた体温ごと奪って-Ⅱ-
もう…翔ちゃんは普通にいるだけでもカッコよくて目立つから狙われやすいんだからね。
ほら、今だってね何人も女の子達が振り返っては翔ちゃんの事見てるんだもん。
それぐらい目立つんだから。
「紗耶行くぞ」
「う、うん」
翔ちゃんは鞄を持っていない方の手で私の手を握り歩き始める。
私、これからもずっとこうして翔ちゃんの隣りにいられるんだね。
ずっと一緒にいられるんだ。
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