濡れた体温ごと奪って-Ⅱ-
自販機のある場所へ進むと、翔ちゃんの姿を見付けると…案の定…女の人達に声かけられてるし…。
ほんの10分程度だよ?
なのに、声かけられてる翔ちゃんって…どうなの…。
「あ、彼女さん来たみたいですね。是非見掛けた時は話して下さいね」
「じゃあね~」
いかにもギャルっぽい女の人達は、私の存在に気付いたのか翔ちゃんに手を振り去って行った。
彼女さん?
こう見えて一応、婚約者なんですけど。