惚れたあなたは、王子様
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朝食を食べ終わって、部屋へ帰

る途中。

「あのぉ。彩斗くん?ちょっと

いい?」

私と手をつないでいた彩斗を呼

び寄せたのは、学年一可愛い。

『溝端 詩穂』ちゃん。

ふわふわした髪の毛にクリっと

した大きな茶目。。

「高砂さん。ちょっと彩斗くん

借りていいかな?」

「ぇ。うん」

「姫奈かえれるのか?」

「かっかえれるもん!」

「でも心配だから!」

「詩穂ちゃんが可愛そうでしょ

!」

「姫奈がそんなに言うなら」

「じゃね。」

私はその2人を後に、部屋へ戻っ

た・・・。

あのとき、彩斗に行かないで!

って言っておけば。。

あんなことにはならなかった。

苦しい思いなんかしなくても良

かった・・・
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