一匹狼と無邪気なワンコ

 思っていた以上に疲れていたのか、俺はすぐさま眠りに落ちた。



 ――そして久しぶりに夢を見たが、子供の頃の夢だ。


 俺は何歳くらいだろうか?


 目の前には小さい千佳が居て……三歳か四歳だと思うから俺もそれぐらいか。


 でも、千佳の隣に知らない男の子と女の子が居る。


 
 一体誰なんだ?


 物心付く前だから覚えていないのか?



 考え出したとき、また胸が苦しくなってきて俺は目が覚めた。

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