一匹狼と無邪気なワンコ

『そうそう。俺がお前を見ていたのは、俺とは正反対だったからって答えたよな。でもそれだけじゃないんだ……誰とでも仲良くできるお前を羨ましいと思う反面、妬ましいとも思っていた』



 その後の文章を読んで、俺は息をのんだ。



『でもそのうち違う感情でお前を見ていたのかもしれない……。お前と違う形で出会っていたら、そして俺がもう少し素直だったら……』

 

 ――え?


 狼が、俺、を?


 違う感情って……。



 俺は急いで二枚目を読み進めた。

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