一匹狼と無邪気なワンコ

「何話してたの?」


 そいつの席に行くと、さっそく質問された。


 一生懸命笑顔を作ってはいるけど、内心は違うはず。


「なんか。中学の頃の話」


「ふ~ん?」




 あながち間違ってはいない。


 でも、こいつのこの目は疑ってる目だった。


「あー……アドレス聞かれた、だけ」


 正直に話すと、やっぱりって顔をされた。


「ん~、別に気になってないけどね!」


 ……ウソだ。

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