一匹狼と無邪気なワンコ
あいつがどう思ってくれているか実はまだ分からなくて。怖くて。
……でも、やきもちのようなモノを妬いてくれたりするから嬉しい。
「じゃあ次のところを――大滝、読んでくれ」
「――っえ!? あ!? はい! え!?」
「おいおいー。聞いてなかったのかー」
先生の一言に、みんなが笑う。
それにつられて、俺も笑う。
なんか分かんないけど、それが凄く嬉しい。
横に目をやると、あいつも俺を見て笑ってくれている。