一匹狼と無邪気なワンコ


 俺は笑いながら牛の模様のようなブランケットを受け取る。


 若干季節外れではあるが、風もあって日陰にいるとなると……寒い。


「あっ間違えた。キミこっちの茶色! 狼ぽいやつ」


 俺に渡したブランケットを奪い取ると、小野寺は茶色いのを渡してきた。

 

 柔軟剤の、いい匂いがした。


 ――それと同時に小野寺のにおいもする。

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