龍の女神となるべき姫【上】
「悠基は?」
みんなの視線が悠基に集まると、悠基はゆっくりとうなずいた。
「じゃあ決まりだね。
満場一致で亜美は『異議あり!!』
「「え?」」
留衣と秋都の声が重なる。
「どうかしたのですか?」
『一応聞いておきたいんだけども。
仲間って、友達のことだよね?』
「何言ってんねん。
仲間といえば、俺らの仲間。
風龍の一員に決まってるやろ」
「亜美、納得した?
じゃ、改めて決まりだね」