あたし、脱ぎます!《完》



同じバスケ部の
親友、理の妹の友達とあって、

話す機会も何度かあった。


言葉を交わすことで、

鼓動が
早くなる俺がいた。


これが恋だと
気づいたとき、

同じバスケ部の藤原が
妙のことを口にしていた。



「俺、
一年の永井萌香が

お気に入りなんだよな。

あどけない顔と
大きなおっぱいが

何とも言えない!!」



2つの
バスケットボールを
おっぱいに見立て、

大きく
揺らして見せる藤原に、

俺は萌香の全身を思い浮かべてみた。



……うん。

確かに大きい。



でも
胸が大きいか、

小さいかは
どうでも良かった。


吸い込まれそうな
大きな目と、

雪のような白い肌、

そして
不思議と

傍に居たくなる雰囲気に、
惹かれていた。



そんな
藤原が一ヵ月後、

萌香に
振られたことを
練習中に漏らしていた。

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