あたし、脱ぎます!《完》
第⑤章

ドキドキ文化祭




校門には
色鮮やかなアーチに、

大きく書かれた

『北公祭』の文字。


花壇のひまわりも
エールを送るように、

太陽の光を浴びながら揺れていた。



文化祭当日。


今日は
他校の生徒や
一般の人を招いて、

各クラスで模擬店が行われる。


そして
特設ステージでは

ライブをやる人もいれば、

演劇部は
体育館のステージで演劇を行う予定だ。


あたしたちの
クラス2年D組は、

男子がメイドの格好をする
メイドカフェ。


既に
メイドの格好なのに、

大股で歩いている男子に、

あたしたち女子は
お腹を抱えて笑った。


学級委員の
土橋くんの考えた接客マニュアルは

実際に
通っているのかと思うほど
完璧だった。


開店前に
メイドの格好をした男子が

土橋くんの合図で
挨拶の練習をする。



「いらっしゃいませ♪

ご主人さま」



最後の語尾と一緒に
首を傾げる。


ちゃんと
出来ない男子に

容赦なく注意をしている
土橋くんがまた笑えた。


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