あたし、脱ぎます!《完》
「気持ちの
整理が付いたらで良いから、
俺と付き合うことも
考えてくれないか?」
「え?」
「もう何年も待ったんだ。
今更焦らない。
お前の中で
ゆっくり考えてくれて良い」
「ううんんぅ……」
何て答えたら良いのだろう。
淳平くんのこと
諦めないといけないの?
雄介の気持ちは嬉しいよ。
でも、でも……
あたしは
今でも淳平くんのことが好き。
今の気持ちのまま、
誰かと付き合うなんて出来ない。
また沈黙が流れ、
川の音だけが耳に響いていた。
そして
緩やかな風が
頬を撫でて行った。