魔法の言葉~本当にあった恋の話~
少しの間、沈黙が続いた。

とてもとても重くて、苦しい時間。



そして静かに、ナオが話し出す。




『麻美、俺と付き合ってて辛かったやろ?

俺なんかより

もっとずっといい男が麻美には絶対居る。

俺のわがままなんかに付き合ってくれなくてええねん。

麻美の為なんやで・・・』



あ・・・たしの為?


違うよ。

違う!!

そんなの絶対違うよ!!!!



携帯を握る手に、力が入る。




あたしには、ナオが居なきゃダメなんだよ?

ナオが居たから、あたしは今まで幸せだったんだよ。

ナオ以外の人なんて見えないだよ。

ナオ以外の人があたしを幸せになんて出来ないんだよ。




『そんなの・・・違う!!

違うよ、違うもん。

あたしは、ナオがいいの。

ナオがすきなの。

あたしの為だって言うんなら・・・別れないで!!

お願い・・・』





優しいよね?ナオは。

ナオ、本当は違うんでしょ?


ごめんね。

あたしはやっぱり子供だから

こんなんじゃ納得いかないんだよ。
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