*王子様に恋をして*





「?、ため息なんてしてると幸せ逃げるよ?」


? 何よ?
そんなに見つめられたらまい、困っちゃーうっ


…てゆう雰囲気じゃないのね…
いや、そんなに睨まなくても…


「アンタにそんなん似合わないでしょ」


「ん?」


最初に話し出したのは美咲


「私?似合わないって…今日の服変?いつもこんな感じだと思うんだけどなー…?」


そんなに変?という風に自分の服を見てみるけど別に普通、だよねえ
お店の人だって似合うって言ってたもんっ!


「「はぁ~…」」


「!」


またため息!
しかも今度はふたりで!


「だからなんなの―…」


「そんな風に悩んでるのはアンタのキャラじゃないっていってるんです」


「は?」


「そうそうまいは普通にばかやってばかやってばかやって、そんで今日からほんの少しだけノロケてればいいのよ」


「ばかって…」


いやまてこれは一種のいぢめなんじゃ…


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