【短編】ねぇ…私を見て?
卑怯な事ばかり考えて


ずるい事ばかりするから


天罰がくだったんだね…。



『ごめん…


用事思い出しちゃったから帰るね…』




「えっ!?!


ちょっと…」




友達の呼びかけ応える事も出来ず


走って走って…


部屋に閉じこもって、声を殺して泣いた。




どんな手を使ってでも


ルーくんの傍に居たかった。



その瞳が私を写さないってわかってても…。



…縛り付けてるのも私。



離したくない。



その心が私になくても…


傍に居て欲しい。



だけど…もう…


無理かもしれない。





もう…解放してあげなきゃいけない。


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