女番長
第十二章「過去」


あたしは、あることを考えてた。

それは、あたしの…過去やった。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

あれは、あたしがまだ二歳の頃…。

「真希ー!!」

少し遠い所で、誰かがあたしを呼ぶ。


あっ、あれお母さんだ。
隣にお父さんもいる。

二人があたしに手を差し延べる。


あたしは二人に飛び込んだ。

あの時のお父さんお母さんの手が温かかったのを、今でも覚えている。


その頃お母さんのお腹には、あたしの妹になる里菜がいた。


それから数ヶ月後、お母さんは里菜を産んだ。


そして、上原家は四人になり、今まで以上に賑やかになった。


そして…
あたしが中学二年生、里菜が小学六年生になったある日のことやった…。



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