女番長
もう龍は、あたしの彼氏なんや。
そっと龍の髪を撫でた。
「ん…。」
少しもぞもぞ動く龍が可愛くて、あたしはもっと龍の髪を撫でた。
「うーん…、真希…?」
龍は目を少しだけ開けて、あたしを見た。
「龍おはよ。」
あたしの挨拶に、龍も笑顔で答えてくれた。
「おはよ。」
こんな笑い合いながら言える日を、どれだけ待ってたやろう。
あたしは嬉しくて、龍に抱きついた。
「龍ー!好きやでー!」
あたしの行動に少し驚いたような龍も、にっこり笑ってあたしに言った。
「そんなんしたら、俺真希のこと離さへんで?」
あたしは慌てて離れたものの、龍がまたあたしに抱きついてきた。
「真希、キスして。」
「ええー、無理やわ。」
突然のことに、あたしは動揺を隠せへんかった。
でも龍はそんなあたしを見てニヤニヤしながら、どんどん顔を近づけてきた。
さすがに観念したあたしは、
「分かった分かった!」
と、龍の肩を押した。
「目、閉じて…。」
自分で言うのが恥ずかしくて、つい小声になってしまった。
「はいはい。」
龍は、そんなあたしの声をちゃんと聞き取って、目を閉じてくれた。