女番長


いつもあたしの心の中を見透かしているかのようなことを言う龍。

半分嬉しくて、残りの半分は悲しくもあった。

だって、あたしは龍が何考えてるんか分からんかったから。

龍はあたしのこと分かってくれんのに、あたしは龍のこと何も分かってあげられてないんじゃないかなって、前から思ってた。


「真希。」

「ん?」

「いつ退院?」

龍からの急な質問に、あたしの頭の中には"?"マークが五個くらい並んだ。


「えっと、三日後やけど…。」

すると龍はにっこり笑って、「分かった。」って言った。


ますます意味が分からんようになるあたしの頭。

「何なん?急に…。」

気になって聞いてみるも、
「内緒。」

って言われて話してくれへんかった。



< 179 / 192 >

この作品をシェア

pagetop