一男三女物語

結局、早紀と田辺は映画を見て食事をすることにした。

「私、田辺さんと腕を組んで町を歩ける日が来るとは思っても見なかったわ！幸せ！」

早紀は映画のストリーも出演していた俳優も覚えていない。田辺の隣にいる緊張と幸せな気分を味わっていた。

「早紀ちゃん何が食べたい？」

「私、何も食べたくないです。田辺さんに私を食べて欲しいです。」

「勘弁してくれよ！」

「私、田辺さんの女だという証しが欲しいんです。」

「わかったよ！じゃ今からスーパーで買い物して部屋に帰ろう。僕が手料理をご馳走するよ！」

「マジですか？料理できるんですか？」

「任せておきなよ！何年一人暮らししてると思ってるんだよ」

田辺と早紀はスーパーで買い物をして田辺の部屋に帰ることにした。

そのころ神崎埠頭に若い女性の死体が上がった………