ヒマリュウ-Ⅲ-
『写真…別に撮りたいなら撮ってもいいけどさ?』
但し、あたしに関しては目の保証はしないけど。
『…隠し撮りは気分良くないから、今度から辞めてね?』
「…あ、すいません…」
あたしの言葉に、肯定こそはしなかったものの否定もしなかった冬可を見れば、それは肯定と同じ意味を持っていた。
『じゃ、行くか』
その子を一瞥して、また歩きだす。
普段よりも外にはいないせいか、かなり静かに感じる今日。
肌寒い風に吹かれながら、あたし達7人は中へと入った。