ヒマリュウ-Ⅲ-



途中、犬を飼っている家の犬に吠えられて――緋舞と龍が(何故か)笑って。

冬なのに誰かが落としたアイスを緋舞が拾おうとして、それを阻止して。

雪が凍ってるところを歩いて滑りそうになったのを、片手で抱き抱えて防いで。

…これが毎日毎日の帰り道。



クリスマスまであと10日。

もしも願いが叶うなら、あたし達に降り懸かる障害を……すべて取っ払って欲しい。



切実に願って止まない、あたしの悩みだ。



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