ヒマリュウ-Ⅲ-
内心…勢いで言い出したコトだけど、楽しみでもあった。
4人で出掛けるなんて久しぶりだし!!
『ありがとうっ』
お礼を言うなり、電源を入れたケータイはそのまま放置して……ふたりを起こすため、隣にある子供部屋に向かった。
―――――――…
―――…
『緋舞〜!!龍〜!!』
…体の痛みは変わりなかったけど、楽しいこととなれば話は別。
イベント大好き人間だから、行き当たりばったりもかなり平気だったりする。
「……マ、マ?」