Hurly-Burly2【完】
まぁ、マコ君に限ってありえない心配だった。
「そうだよね、田中が弱ってる時ぐらいマコ貸して
あげなきゃよね。」
ティーセットに手を付けるサユは恋する乙女の顔をした。
会えない時間が愛を育てるのです。
「そうですよ、サユにはあたしが居るでないの。
寂しいなら今日は一緒に居てあげますよ。」
ふふって笑うとサユは冷たい眼差しを向けて、
顎に手を置きながらボソッと呟いた。
「あたしが一緒に居てあげるのよ。」
ふほほっ、出ました。
ツンデレガール!
ツンツンモード炸裂中ってわけですね。
「まぁ、それでいいけどねっ。
サユ冷たい飲み物取ってくるからジョセフィーヌ
と遊んでてあげてね。」
ジョセフィーヌはサユの足に飛びついた。
この浮気者ダーリンめ!!
いくら、サユの美脚に目がくらんだからって
このあたしを前にその興奮のしようを見せるな。
サユはジョセフィーヌの頭を撫でながら、
少し元気を取り戻したようだ。
それを見て安心しながらキッチンに
ジュースを取りに行った。
グラスにジュースを注ぎながら昼食は
どうしましょうって思ってふと考えて見た。
あれ、何か忘れてないかしら?
んー、何か奥歯に引っかかったみたいな
この歯切れの悪さ。
唸りながら思い出すように頑張っていたら、
ハッとなった。
マズイわ!!
今日は予定があったではないの。
前々からこの日を楽しみにしていた。
早く来ないかなってジョセフィーヌと
一緒にカレンダーを見て笑った。
星マークのシールが張ってある冷蔵庫の
カレンダーを見て思い出した。
そうだ、今日は藍ちゃんとのカフェデート。
ジョセフィーヌが早く藍ちゃんに会いたいと
鼻息荒くしていたじゃないか!!