HAPPY⇒DAYS ~甘い恋愛~

 悠クンの表情が一変。



 とても、

 …怖くなった。



「何、だと…??
 蒼依、もぅ一回言ってみろ」




 冷たい眼差し。


 悠クンは、本当にお父様が嫌いだ。




「…今すぐ別れろって…」


「ふっざけんな!!
 あいつ、また俺のこと調べやがって…!!」


「悠クン、落ち着いて!!」


「これが落ち着いていられるか!!

 何回も俺のことを調査してるんだ、あいつは!!
 あいつなんかに俺の人生は狂わせない!!」



「悠クン!!」



「…っはぁっ…

 くそッ!!」



 近くにあったゴミ箱を蹴った悠クン。


「…悪いな、蒼依」


「…ううん」





 少し落ち着いたみたい。





「…悠クン、あたしはずっと悠クンの傍にいるからね」


「…ありがとな」



 …そんな思いもはかなく壊されるなんて。
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