薔薇の棘と黒いかまきり【短編】


庭の手入れが終わって、かまきりはいつものようにじゃあと言って姿を消そうとした。


私はたまらずかまきりを捕まえて腕の中におさめた。



「寒いから今日は一緒にいよう」

かまきりはこくんと頷いたのだった。
< 13 / 40 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop