PRINCESS story
「ありがとう、奏斗」
「うん」
琴葉の笑顔を、2人きりの場所で見れただけで、俺は満足だった。
「明日も早いし、そろそろ寝ようか?」
「うん」
寝室は宮殿では別だが、今日は一緒だ。
おやすみ、と言い合って俺たちはベッドに入った。
しばらく経っても眠れなかったので、琴葉はもう寝てるだろうな、と思いつつ声を掛けてみた。
「起きてる?」
すると予想とは反して、琴葉から返事が帰ってきたした。
「起きてるよ」
「眠れない?」
「うん。色々考えてた」
「俺も」
真っ暗な天井に向かって会話をする。