愛されたい
「いやだ…」



こんな一言、誰が聞いても「何が?」となるはずだけど陽は優しくうなずいてくれた。



目頭が熱くなってまた涙が出てきたのがわかった



それを陽が優しく拭いてくれる。



あぁ…これが安心感って言うのかな?





「陽が…ち、違う女の子と話してるのがいやなの」



「うん」




「陽の周りにいる女の子みんな可愛くて美人さんで…あたしなんかが陽の彼女でいいのかなって…」



「うん」




「でもこんなこと言ったら…陽はあたしから…は、離れていっちゃうんじゃないかって…」




『離れていく』


この言葉を言うだけで苦しくなって涙が出る




「ばーーーか」




そんな言葉が上からふってきた



あぁ呆れられた…




目をぎゅっと瞑った、瞬間唇に暖かいなにかが軽く触れた




おそるおそる目を開くと今までにないくらい優しい笑顔のようがいた
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