心のかけら
              


              「しんくろにしてい」






なんだか似たような風景、似た世界。君と僕の世界は奇妙にシンクロして、かさなって同じ経験、似た人たちに囲まれて生まれた環境も両親も違うのにねえ。
このまま君と離れ離れで、これからもずっと一緒にシンクロし続けるんだね。



























                  「空っぽ」









5年が経ち10年が経ち、朝が来てまた夜が来て、目覚めても貴方はもう私とは同じ世界にはいない、私だけこの世界に取り残されてぽっかり明いた胸の穴を抱え、貴方のいない真っ暗な部屋に一人で帰る。後50年したらまた違う世界できっともう一度会おうね。


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