心のかけら
「一人の夜」
もう忘れようとしたはずの恋でした、貴方が扉を閉めた夜、眠れない夜一人で泣いて過ごすのが辛かった。何度も別れを決めてでも気がつけばすぐ気持ちが逆戻りする。強くないんです。そんなのわかってる、優しいんじゃなくて弱いから後戻りするんだって、ほかの人を好きになろうと努力したけどでも隙になるのは理屈じゃないから心の中に波風がたって貴方のいない不安な夜は嫌いで、月が消えて真っ暗な静寂が私を暗い穴に突き落とす。
「ああ、無情」
ああ、無情ああ無情、この行き場のない怒りをどこへぶつければいい?
この行き場のない悲しみをどこにやればいい、ああ無情
