もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
そして、



「…っ…」



軽く首筋に痕をつけ、



雨宮麻衣の唇、1センチ手前で止まり、言葉を付け加える。




「もちろん、超本気の…ね?」



吐息を吹きかけながら囁いた後。





「返事は?」


強く鋭い、真っすぐな瞳を、雨宮麻衣に向けた。






オレの気持ちが全部
君に伝わるように。


――心をこめて――

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