【完結】キミと運命と裏切りと涙。







「……あなたにも一応娘を思いやる気持ちはあるんですね。驚きました」


「当たり前じゃない。娘だもの」


「……どーゆう風邪の吹き回しだか知りませんけど、あたしはあなたのことを許す気はありませんから」


「別に許してほしいなんて思ってないわ」


「……一つだけ言っておきます」


「なにかしら?」


「……あたしはあなたが嫌いです」


「ええ、知ってるわ」


「……それとあなたが憎いです」


「そうね……それはしょうがないと思ってる」


「……でも一つだけ言えることがあります」


「……なにかしら?」
< 309 / 544 >

この作品をシェア

pagetop