【完結】キミと運命と裏切りと涙。







屋上のドアを開けようとした時、聞き覚えのある声が聞こえてきた。


……この声、もしかして。




「……わかった」


そして俺はこの場で、衝撃的な事実を聞くことになる。




「―――――俺の親父とお前の母親は、恋愛関係にあったんだ」


「っ!?」


「どーゆうことそれ!?……恋愛関係ってなによ」




笹川の驚いたような声が聞こえる。


俺も開いた口が塞がらなかった。




「俺だって聞いた時ビックリしたよ。……まさかお前の母親と親父が恋愛関係にあったなんて」


「……ウソでしょ。そんなのウソよ!!」
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