ますかれーど
紺色の仮面




俺のことを名字で呼ぶ君に、多少の不満はあったけれども。


ーーすごく


嬉しかった。




明るく笑うようになった君を、俺は今まで以上に愛しく想う。




でもーー‥


だんだん だんだん

離れて行ってしまうような気がした。



元々、俺の一方的な恋心なわけで。

君は俺のことをどう思っているのかな?


付き合っていく内に
好きになってくれれば良いと、そう思っていたけれど‥。




俺の属性は闇だから。

光へと歩いていく君が、俺のナカのそれを照らして、暴いてしまいそうで……



とても とても


恐いんだ。




光と闇は対等で対照


けして


交わることは


ないのだからーー‥





イカナイデ‥







紺色の仮面




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