Friendship《短》
Transfer the second day

やっと、来た。

俺は前のドアから入ってきた茶色いランドセル……大田ノブを見てニヤッと笑った。


今日、朝一番に登校した俺は次々と登校してくるクラスメイトに片っ端から声をかけた。

もちろん、あの茶色いランドセルの奴のことを聞くために。

クラスメイト達はおどおどとしながらも、俺にアイツの名前とかその他色々なことを教えてくれた。


漢字は違うけれど名字は俺と一緒で、下のなまえはノブ。

性格は気が弱いけど優しい。

そして……黒いランドセル集団になぜか嫌われていて、いじめられていること。


それが俺が知ったノブの情報だった。

だけどそれで十分だ。

あとはこれから知っていけばいい。

俺は席を立ち、ノブの席の隣に立った。
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