刹那の道は
〜第一章:殺し屋志願〜
夜、8時。



俗に言う、夜の蝶と呼ばれる女達が、ネオンの光りに照らされ、さらに輝きをましだした頃。

その、輝きに吸い寄せられ、たくさんの人々が、あちこちと、さ迷っていた。



そんな風景を横目に彼、刹那は、道の端に腰かけ、今宵も歌を歌っていた。
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