保険医と恋する?
一章

視線の先

私は竹内乃愛(のあ)14歳。
ピッチピチの中学二年生です!

今日も窓から私の大好きな保健室の先生、柴田瑞希(しばたみずき)先生を観察中。
柴田先生は保健室の保険医だけど、私の入っている水泳部の顧問もしっかりやっているカッコいい先生。

好きになってから毎朝先生が来る時間を見計らって窓から先生が来るのを待つのが日課になっている。

『はぁ…今日もかっこいいよ、先生…。』

先生が駐車場から玄関に着くまでの時間は約50秒。
少ないけど、唯一の朝の癒しの時間だ。

私が和んでるその時後ろから何かで頭を叩かれた。
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