拘束お姫様 *番外編開始



「・・・・・シンデレラ?」


部屋の中に入ると 彼女の姿は、何処にもなかった。
ベッドを見てみると、先ほどまでそこに居た形跡が残っている。


「 ? 何処に行ったんだ」


扉の前にはガイルが居たから、外には出ていないはず。


すると微かに 水の音が耳にはいる。


「湯殿か?」


そう思い 脱衣所へ繋がる扉を開けば ふと彼の耳に、小さな啜り声が入る。


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