冴えない僕とアイドルBOYS!


僕は控え室の角にある冷蔵庫からココアを取り出し、コップに注いで明翔くんに手渡した。

と思ったけど、渡す瞬間に力をゆるめるタイミングを間違えて、
ココアは思いきり明翔くんの着ている白シャツを茶色く染めた。



「っ、うわ、バカッ衣装」

「あ、ごめんなさいっ!!!どうしよう!!!」

「あちゃー・・・衣装が白シャツってタイミング悪いなあ」

「出番終わった後で良かったねぇ」



やばい、どうしよう、衣装。
やっぱり僕は冴えない男だ。
冴えない上にドジで、迷惑かけまくりじゃないか。


でも今は落ち込んでる場合じゃない。
早く目の前の、これを解決しなきゃ・・・。


< 24 / 27 >

この作品をシェア

pagetop