社長のご指名 *番外編Ⅰ*
そのお姉ちゃんの旦那さんなんだけど、またこれがすっごくかっこよくてまさに美男美女夫婦。





「朔夜さんは?」


「鈴(リン)とコンビニに行ってるの。」





鈴はお姉ちゃんの子供でもうすぐ3歳になる。





長女の紗衣(サエ)は、もう小学生。




お姉ちゃんが日本に帰国しても、私は学校だったり仕事だったりで電話やメールはしてたけど、会う事があまり出来なかった。





3人で洋服の話したり、私と真依の専門学校の話をしたりしていた。





「どうぞ。」





コンコンとノックする音が聞こえ、お姉ちゃんが返事をしたがドアは開かない。





「ままー、あーけーてー。」


「はーい。ふふっ、鈴と朔夜が帰ってきた。」





微笑んだお姉ちゃんがドアを開けると鈴が飛び込んで来た。





「えへー、たらいまー。」


「はい、おかえりー。」




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