love battle - 有名兄弟vs平凡少女 -



相手が怖すぎて胸が打たれる、という

意味合いでなら十分胸打たれたけど。


あたしが唖然としているところに

晴はクククと笑いをこらえた。


東海林一志と目が合っては困るので

急いで背中を向けた。



「あいつが暴力事件犯人だよ」

「いかにも問題児っぽいね、わかるよ」

「惚れたりなんかしてないよね?」


「…してないよ、うんたぶん」



うんたぶん、って何言ってんだあたし。

多分も何も断固ありえない!

って言いたいはずなんだけど。


そして誰かに向かって

言い聞かせてるような自分の口調。


晴やねねの前では

素直になれないだけで本当のところ

あたし、東海林一志のこと気になってる。


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