愛恋(アイレン)〜運命の恋〜

母の助言、私の決意

私が慌てて書いた内容に救われ、1つも聞き漏らさずに済んだ。




この説明会に参加したお陰で、いくつかわかったことがあった。




1つは、試験の名前が[特待生制度試験]だということ。



もう1つは、ランクによって…免除される金額が違うということ。




今私は、母さんと合流して、家に帰っている。
車内の中では、[特待生制度試験]のことで、盛り上がっている。




「つまり…合否通知書を受け取ったときに、免除額がわかるのね?」


運転しながら、母さんが言う。




「うん…。試験、ランク決め、送付って順みたいなんだ」



私は、手帳を見ながら言う。



「なるほどね……。ねぇ、えりな…試験内容は??」


母さんは、運転しながら言う。




「えっと……まず書類審査をして、次に小論文の試験。最後に、面接だよ」




私は、手帳を見ながら簡単に説明した。




「小論文!?…ちゃんとしてるわね、あの学校…」


運転しながら、驚く母さん。



「書類だけじゃわからないから、考え方とか話し方とか、ちゃんと選考するんじゃないかな??」




私は、母さんにそう言う。




「確かに、そうよね」


納得する母さん。
< 30 / 46 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop