【BL】Monster
思いの欠片〜大和side
気がついたら、古びた倉庫のようなところにいた。

頭がズキンズキンと傷むが、そんなことより早く逃げなくては。

そう思い、起き上がろうとした時、3人のゴツイ男がやってきた。

ごくり。
生唾を飲む。

―絶対、ヤバイよな…?


「目、覚めたか…」

「お!意外とかわいいタイプ?」

ニヤニヤと近寄ってくる男たち。
だらだらと冷や汗が流れる。

―ヤバイ!ヤバイ!!ヤバイっ!!!

後退りし、逃げようとするが、あっけなく捕まる。
1人に上体を抑え込まれ、1人が下半身を開く。

「じょ…じょうだん…」

ガタガタ震えながら、逃れようともがく。

「マジ。いいから、きもちよくなれ。な?」

厭らしい笑みを浮かべ、のしかかってくる男が、醜い怪物にみえる。

―怖い…。

ギュッと目を閉じ、女みたいにヤられるであろう自分を少しでも守るように、体を縮みこます。

―誰か…、誰か…、助けて





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