あたしだけの年下様





「………あたし…帰る…」



呆然としてる隼人にそう言って、あたしはバックを持って隼人の家を出た。






「……っ…ふぇっ…」


走りながら、流れる涙をパーカーの裾で拭った。







「………」


ただいまも言わずに、家に入って、真っ直ぐに部屋に向かった。




< 204 / 228 >

この作品をシェア

pagetop