あたしだけの年下様






「お礼って…お前、ここどこだか分かってる?」



「へ?」



「てか本当に俺が高校生だと思ってる?」



「え?隼人は高校生、でしょ?」


「門のとこ、ちゃんと見ろよ」



隼人にそう言われて、あたしは門の、学校名が書いてあるところを見る。





「…………港…中学校!?」



あたしはびっくりして、思わず大きな声を出した。




「……やっぱり気づいてなかったんだ」







< 32 / 228 >

この作品をシェア

pagetop